RECETTE:043 (2012年11月2日)むかごご飯
実家の小さな庭の片隅に、山芋の蔓が一本のびていました。そこに毎年小指の先ほどのむかごが、葉の付け根のところにたくさんつきました。いつもはそれをとって集めて、ふかして塩を振って食べました。嬉しい、舌に少しぬめりをもって寄り添う素朴な味わいでした。「炊き込みご飯」にこれは格好の素材。売っているむかごでも、記憶の味わいに、すんなり重なりました。懐かしさに満ちた、滋味深い味わいは心をポッと暖かくしてくれます。切り昆布を加えることで、むかごの味わいがよりしっかりしました。
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- 水 100g
大豆 40g -
- 白米 1合
タイ米 1合 -
- 出し
- いりこ 10g
刻みアーモンド 7g
オリーブオイル 7g -
- A
- 人参 60g
ごぼう 40g
豚肉(小間切れ) 100g
切干大根 30g
切り昆布(乾燥) 15g
油揚げ 2枚(100g)
むかご* 350g
「むかご(零余子)」は、山芋の付け根に出来ます。塩でゆでる、煎る、米と一緒に炊き込むなどの食べ方があります。 -
- 調味料
- 塩 6g
醤油 2g
1 大豆は前日から水に浸けておく。
2 米は洗わず、ひたひたの水(分量外)を加え、4~5時間以上浸け、ザルにあけて水をきる。きった水は捨てずにとっておく。
3 人参、ごぼうは皮はむかず、7~8mm角に切る。豚肉は2cmくらいの一口大に切る。切干大根はキッチンバサミで2cmくらいの長さに切る。切り昆布はキッチンバサミで長さ3cmに切る。油揚げは縦半分、6つに切る。
1 炊飯器に米、豆の浸け汁を加え、2.2合の目盛りまで米を浸けておいた水を加える。
2 出し、調味料、大豆、Aの順に加えて炊く。 *豚肉はよくほぐしてから加えてください。
*切り昆布は埋め込むように入れてください。
3 「炊飯」が「保温」に変わったら、15分蒸らす。
4 すし桶などにあけ、全体をほぐすように混ぜ、十分に水分を飛ばす。
5 炊飯器に戻し、もう一度「炊飯」のスイッチを入れ、しっかり5分温めてから「保温」にする。