心と身体を健康にする週末レシピ ごはんとおかずのルネサンス

RECETTE:014 (2012年3月30日)豆腐の味噌汁

豆腐の味噌汁

私が子どもの頃、豆腐屋さんでは毎日作りたての豆腐を店の水槽に放してありました。また自転車の後ろの荷台の小さな箱に水を入れ、そこに豆腐を入れて、プーッというラッパの音と共に売りに来ました。

子どもの頃食べた豆腐の味噌汁には、心がポッとする旨さと嬉しさがありました。
安かったとはいえ、そうたびたび買える時代ではなく、いつも、もっと食べたいなぁと思っていました。しっかりしたニオイと味がある、今でも心に残る暖かく、待ち遠しい味わいでした。

既に豆腐やみその本当のおいしさは失われました。でも、今、そんな味わいを取り戻さなければ、豆腐の味噌汁を食べる意味はありません。

豆腐の大事な栄養素が溶け出ている袋やパックの中の水も捨てずに使います。また豆腐から水が出て薄まるので、通常よりもいりこや味噌を多めに加えます。



材料(4人分)

  • 出し
    水 1ℓ
    いりこ 8g
    昆布 3g
    鰹節厚削り 12g
    豆腐の浸かっていた水 あるだけ
  • A
    玉ねぎ 50g
    人参 70g
    大根 100g
  •  
    味噌 大さじ7 3/4(140g)
  • B
    里芋 3個(200g)
    油揚げ 1枚(50g)
  • C
    さやえんどう 70g
    豆腐(木綿) 1.5丁(450g)
  •  
    長ねぎ 50g


下準備

1 出しを鍋に入れ、3~4時間浸けておく。

2 玉ねぎは縦半分、厚さ3mmに切る。人参は皮をむかず厚さ3mmのいちょう切り。大根は皮をむかず厚さ3mm、1/8いちょう切り。里芋は皮をむき、縦半分、厚さ3mmに切る。油揚げは縦1/4、幅1.5cmに切る。さやえんどうは両端と筋を取り、長さを半分に切る。豆腐は縦半分、幅1cmに切る。長ねぎは縦4つ、幅5mmに切る。

作り方

1 出しを浸けておいた鍋にAを加え、フタをして火にかける。沸騰したらごく弱火にし、味噌の1/3を煮汁で溶いて加える。

2 人参が柔らかくなるまで、ごく弱火で軽くフツフツと約5分煮る。

3 Bを加え、里芋が柔らかくなるまで、ごく弱火で軽くフツフツと約5分煮る。

4 Cを加え、さやえんどうの甘さが出るまでごく弱火で軽くフツフツと約2分煮る。

5 残りの味噌を煮汁で溶いて加える。鍋の周り1/3がフツフツしてきたら火を止める。フタをして5分おく。

6 お椀によそい、長ねぎをちらす。




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